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大江の景観フォトコンテスト

2015 重要文化的景観の町 大江の景観フォトコンテスト審査結果

 

  平成27年8月より募集しておりました2015大江の景観フォトコンテストは、平成28年2月19日の募集〆切までに123点応募をいただきました。多数のご応募をいただきありがとうございました。
 平成28年3月25日(金)、大江町副町長 鈴木廣志氏、大江町景観形成委員会委員長 志村直愛氏、大江町観光物産協会副会長 菊地正憲氏、有限会社菊地写真館 菊地邦弘氏 計4名へお願いし役場201会議室において審査を行いました。受賞作品と審査員からの講評は次のとおりです。

 


 大賞 「収穫の秋」 安孫子 英男

 

 秋になればおそらくあちこちで見られる作業風景が、画面全体のオレンジ色が光と影のグラデーションでこの季節ならではの厚みのある風景として、圧倒的な迫力で表現されています。

 

あなたの一押しの風景部門 部門賞 「1100年の巨樹」 佐竹 吉廣

 

 大江にはおそらく数えられないほどの木が生えていて、それらは我々人間の年月を遥かに凌駕する歴史の蓄積を持っているのでしょう。そんな迫力を太い幹回りから建物をも飲みこまんばかりの力強さで捉えています。


いつもの大江町部門 部門賞 「ないしょ話」 細谷 敏行

 いつもの大江町部門は、地元の視点で人物にぐっと寄り添った作品が輝いていました。特にこの1枚はお揃いの祭りの法被姿で何気なく寄り添う二人を、いつもの優しいまちなかの風景の中に存在感豊かに描けており好感が持てました。


探訪大江町部門 部門賞 「秋祭りのひととき」 芳賀 長悦

 文化的景観を代表する建築物が写った作品の数少ない1点です。しかも祭りの山車の足元から、まるで子どもの目線のように低い姿勢で見上げた、日常目線ながら迫力ある店の造りの表現は実に斬新な印象です。


あなたの一押しの風景部門 金賞 「晴れの日」  細谷 敏行

 

 まさに晴れの日となる祭りの賑わいを静かに見つめながら、そろそろいい色味に熟したリンゴの赤が背景の緑に映えます。静と動がさりげなく小さな画面に生き生きと共存しました。

 


いつもの大江町部門 金賞 「憩いの水場」 安孫子 英男

 

 いつもの大江町部門の面白さは、普段気づかない場所を探し当てる時でしょう。最上川にこんなに鳥たちが集まるオアシスのような空間があるとは驚きです。画面全体がほぼモノトーンで表現できたのも作品の深みを感じさせる勝因といえましょう


探訪大江町部門 金賞 「湯ートピア」 高嶋 祥太

 

 温泉のある山形にあって、また雪深い柳川温泉の見るからに温かみのある湯気立つ風景は、厳しい季節にあってのほっと一息付けたくなる安堵感と優しさに包まれています。思わず入りたくなる一枚です。


あなたの一押しの風景部門 銀賞 「世界平和の願い」 佐竹 吉廣

 

イベントで製作された雪のドームと雪洞が、広大な会場の中で圧倒的な存在感を見せています。加えて背景のまちのあかりや月が空間的な奥行き感を演出し、静寂な祈りの空間を表現することに成功しました。


いつもの大江町部門 銀賞 「秋の大江」 菖蒲 智也

 

大江を代表する風景である最上橋と左沢線の列車を秋の深まりを感じさせる木々の赤と深淵とした川の流れとともに見事に構成しました。欲張りに大江の魅力を伝えた作品となりました。


探訪大江町部門 銀賞 「リバーサイド」 大場 直寛

 

 まるで湘南かあるいは外国のリゾートかと見紛うばかりの華やかな風景を、深淵な川の風景の中に見つけていただきました。自然と人々の暮らしの共存する楽しさや奥深さを伝える作品です。


奨励賞(掲載はタイトルの50音順)

「朝もやに煙る城下町」 芳賀和代 「巨樹と豊作の共演」 佐竹吉廣
   

 ごくごく普通にある大江の風景でしょうが、車を含めた現代の農作業と、昔ながらの稲架がけの設え、そして何年もこれを眺めてきた大樹、人と自然の歴史の積層を示した奥深い作品になりました。

 山あいから街場を眺めた風景ですが、深い朝もやに街並みは隠され、静寂な朝の雰囲気と自然が支配する神聖な力強さを感じます。空から背景の山並みまでの深い紫のグラデーションが見事な色合いを表現しています。

 

「豪雪に生きる」 芳賀和代 「初冬 柿」 小西輝雄

 
 バス停の雪を掻く日常作業を捉えた作品ですが、伝統的な装備とモノトーンの風景の色合いが厳しい季節感を見事に表現しています。

 何気ない山懐の風景ですが、たわわに実った秋の柿の木に雪が積もった冬の訪れを伝える一時のタイミングを巧みに捉えています。結果、秋らしい色味のある黄色や橙色を雪の白が隠し水墨画のような低彩度の作品に仕上がりました。

 

「ハイ・どうも(楯山公園)」 芳賀和代 「原町通り渡御」 布川貞雄
 イベントで町にやってきたレトロバスの運転手さんが、カメラに向かって答えてくれた一瞬です。観光事業の記録的な写真でもあり、地域の人々の温かさが伝わる魅力的な風景を捉えた作品でもあります。   伝統的な建物と伝統的な神輿の行事が重なる一瞬を捉えた作品です。やや逆光気味のタイミングで、モノトーンのような落ち着いた風景の中で、晴れの祭り仕立ての金や赤が逆に鮮やかに浮かび上がって美しい仕上がりになっています。

 

「一休み」 伊藤早弥花 「古街通り」 大場直寛
 

 なかなか来ないバスを待つ風景にも、どうせ待つ人はいないし休憩しようかといった風景にも見えるストーリー性の高い一枚です。モノトーンで仕上げたため時間が止まったようにも見えるところが効果を高めています。

 

クラシックカーのイベントは、歴史ある民家が並ぶ原町にはよく似合う風景です。お互いの古さを競いながらも、民家や見越しの松の深い色味と人工的鮮やかさや光沢持つ車との対比が見事に共存した一枚です。

 

「雪の棚田②」 海野健治
  雪の棚田を写真で表現するのは極めて難しいと思われますが、そんな中で圧倒的な雪の迫力とそれらが覆い隠しながらも段々や畦道の痕跡を伝え、日当たりと影が織りなす柔らかな曲面の美しさを巧みに見せてくれた秀作です。

 


全体の講評
 

景観フォトコンテストは、いつも目にする町の中にある、今まで気づかなかった新たな発見の楽しみも期待されるところです。
 3回目ともなりますと、過去に賞に入っているなど、見覚えのあるような作品等々は弱くなってしまいます。そんな中でも作品に対する作者の情熱に感動させられます。
 1、2回目より、レベルの差はありましたが、最終審査に残る作品ひとつひとつに、皆さんの作品作りへの思いが感じられました。

 

審査員 菊地邦弘

 

 生まれて初めて審査をさせていただきました。正直申し上げると、私ごときが審査などしてはいけないと思い知らされました。もちろん今回は、代理での審査でしたので観光物産協会がPRに使えそうな作品を選ぶことを念頭に審査いたしました。
 1次審査を経て、各賞の選定となった時に、プロの写真家の方や、芸工大の先生のご意見や評価を伺っていくうちに、被写体の選び方・構図の取り方・光の当たり方。バランスその他諸々の写真の奥深さを目の当たりにし、この歳になって大変いい勉強をさせていただいたと逆に感謝しております。
 各賞に選ばれた作品は、解説を聞くと1作ごとにそれぞれの表現に意味があって、改めて素晴らしい芸術と感じ入りました。何を表現したいか、被写体を定め、構図を決めいろんな条件の中、気持ちを集中して一瞬に賭ける、スポーツにも匹敵できるような厳しさも知ることができました。大変良かったです、ありがとうございました。

 

 

審査員 菊地正憲

  • 問い合わせ先

    大江町政策推進課政策推進係 大江の景観フォトコンテスト事務局
       990-1101  山形県西村山郡大江町大字左沢882-1
       TEL : 0237-62-2118  FAX : 0237-62-4736
       mail : seisaku3@town.oe.yamagata.jp

       

 


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