きれいな桃を作るには? 農家さんが行う「袋がけ作業」を見学!
みなさんこんにちは。
大江町の地域おこし協力隊の屋宜(やぎ)です。
夏のフルーツといえば「桃」。大江町内でも桃を育てている農家さんがおり、今回はきれいな桃を作るためにする“ある作業”を見学させてもらうことになりました。
今回おじゃましたのは、新規就農者・近藤将来さんの畑。
畑の中を進んでいくと、ところどころ紙袋のようなものに包まれた桃があります。
私:「桃に紙袋をかけているのはどうしてですか?」
近藤さん:「桃の表面を日差しや雨(雨にうたれると皮がぼろぼろになってしまう)から守るために袋がけをしているんです。袋は「果実袋」と言って、果実袋をかけることで、傷や亀裂をを最小限に抑えることができるんですよ!」
また、近藤さんの場合は、葉っぱがあまり生えていない場所の桃を見極めて果実袋をかけているそう。
▲果実袋。上部の片方に針金が入っていて、クリップで留めるような感じで固定する
近藤さん:「本当はすべて果実袋をかけた方が良いのですが、果実袋の購入代もかかりますし、作業も増えてしまいます。
桃に果実袋をかける・かけない選ぶやり方は自己流ですが、農家さんによってもどのようにしているかは異なりますし、まずはやってみないとわからないと思って試行錯誤しています。」
農業は自然が相手。自分たちが予想する通りに栽培が進むとはかぎらないので、天候などの状況に合わせて常に考え、工夫しながら取り組んでいることを知ることができました。
この日近藤さんの畑に様子を見に来ていた、師匠の阿部藤一郎さん。
農家として独立されても、師匠との関係性が続いているのもすてきです。
近藤さんの畑を見学したあとは藤一郎さんの畑にもおじゃまし、一般的には桃の収穫は8月上旬ごろですが、この日早めに収穫することになったという桃をおすそ分けいただきました♪(右の写真は農林課の協力隊・堀内愛さん)
産地ならではの貴重な体験…!
新鮮な食材が豊富な地域で暮らしたい方や農業に挑戦したい方、ぜひ大江町に一度遊びに来てみてほしいです。
写真と文:屋宜美奈子(地域おこし協力隊)