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おいしい果実を育てる準備! ラ・フランスの剪定作業を見学しました

2024年02月20日

みなさんこんにちは。

大江町の地域おこし協力隊の屋宜(やぎ)です。

 

暖冬の影響か、2月半ばでも春のようにあたたかい気候の日も出てきた大江町。

2月に入ると果樹農家さんたちは果樹の剪定作業をはじめると聞き、今回は新規就農者の近藤将来さんのラ・フランス畑の剪定の様子を見学させていただきました。


近藤さんはラ・フランスのほか、りんごや桃も栽培していますが、剪定作業の順序としては、寒さに強いラ・フランスやりんごから始めるそう。

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近藤さん:「剪定作業には脚立や高所作業台を使う方法もありますが、私は長ノコと長はさみを使用しています。

長ノコと長はさみを使った剪定の良いところは、樹を遠くから見て、バランス良く剪定することができること。品種や枝の太さ、光の入り方や摘果や収穫をする際の人の入り方なども想定しながら切っていくんですよ。」

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樹を一周して全体を整えたのち、最後に長ばさみを使って仕上げるそう。1本の樹あたり約2時間ほどかかるといいます。

また、この日は雪も降らず、積雪もなかったのですが、雪による反射が目の見え方や睡眠にも影響するため、ふだんからサングラスをかけて作業をおこなうそうです。

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左側が剪定前の樹、右側が剪定が済んだ樹。果樹栽培の知識がない私でも、右側の樹はすっきりした印象を受けます。


「果樹栽培」と聞くと摘果や袋がけ、収穫などの作業に目がいくことが多いですが、果樹の剪定のように、閑散期におこなう地道な作業があってこそなのだとあらためて感じました。

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おまけ:4月末ごろに咲く、可憐なラ・フランスの花。(地域振興課 係長 庄司光幸さんが撮影)。今年は私も撮影するぞ♪


写真と文:屋宜美奈子(地域おこし協力隊)