令和7年『大江のひなまつり』各会場を巡りました
令和7年3月29.30日に開催された『大江のひなまつり』各会場をご紹介します。
・清野家
・岡田家
・歴史民俗資料館
・錦庵(お休み処)
・ひなまつり参加店
清野家
左沢の国指定重要文化的景観の中でも有名な清野家さん。
“ひなまつりの期間だけ”特別に公開される貴重な品々を拝見しました!
お雛様の展示されてあるお蔵の手前に、光が射し込む美しい続き土間。
廊下の古道具の展示も興味深く、お雛さまを見る前に足が止まってしまいました。
大正・昭和初期のおままごとセットがかわいすぎました!
「最近のものかな?」と見間違うほど、保存状態が素晴らしいです。
メインのお雛さま。段飾りや御殿雛など様々な種類があり豪華絢爛。
日本武尊や神武天皇、歌舞伎の有名なシーンや、弁慶と牛若丸などの人形もありました。
豆雛や押絵人形など、デザインが面白い人形の数々。
様々な人形の歴史について、丁寧にご説明をしていただきました。
私が特に驚いたのは、清野家さんの御殿雛は大正時代に『三越』のカタログから購入されたものだということ!
今から100年前の通販品を見られる機会はなかなか有りません。
岡田家
レトロでかわいい赤い郵便ポストが目印の岡田家さん。
美しい冠のお雛さまや、珍しい立ち姿の官女さんなど、表情豊かな人形の数々。
押絵人形は欄間に並んで設置されてありとてもオシャレ!
こちらのお雛さまは紅花染の着物に繊細な刺繍が施されています。
お道具に施された家紋についてなど、とても興味深い話をお聞きすることができました。
こちらの展示も面白い一品です。大日本長者番付!
一万円の絵柄のあの方や、今でも超有名企業の方々も名を連ねる中に、山形県の有名なあの方の名前が…!
歴史民俗資料館
公民館(ぷくらす)のお隣にある歴史民俗資料館です。先日、お雛さまの設営風景を見学させていただきました。
町内の方々からお譲りいただいた様々なお雛さま。カラフルな吊るし飾りの数々。
ちりめん細工のかわいいひよこちゃんも。
お蔵の中は艶やかな婚礼衣装と、押絵人形の展示がありました。
錦庵(お休み処)
最上川沿いの錦庵さん。窓から一面の最上川ビューというステキな立地です。
こちらはひなまつり期間のお休み処として開放されています。
観光ボランティアガイドの会のみなさんから、おふるまいの甘酒をいただきました。あたたかくて美味しかったです!
和やかな雰囲気でとても落ち着く室内。左沢の歴史を伝える古写真が飾ってあります。
こういった町の歴史に触れられるのもひな巡りの醍醐味ですね。
ひなまつり参加店「うちのお雛さま見でけらっしゃい」
大江町ではメイン会場のほかにも、町内の各所にひなまつり参加店があります。
その中から、今年撮影させていただいたお雛さまをご紹介します。
『銘菓処 藤岡屋』さん
『ヘアーサロン・カメトコ』さん
『洋品のクローバー』さん
『まちなか交流館ATERA』さん
みなさんも大江町内を散歩しながら・お買い物しながらひな巡りはいかがでしょうか?
わたしも来年は、今回行くことができなかった参加店さんも巡りたいと思います!
以上、『令和7年・大江のひなまつり』レポートでした。
今回の取材を通して、大江町のことをさらに知ることができました。
来年の開催も楽しみです!
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写真・文 小角(地域おこし協力隊)